品質 管理 工学

品質工学の創始者は田口玄一であることは、品質工学を学ぶ人にとっては常識といえる。欧米ではタグチメソッドと呼ばれている。
品質工学の考え方は、本質的なところを言うと、頭脳労働の生産性を高めることが最大の狙いである。それが更には「社会的損失の最小限にすること」「個人の自由の和の拡大」などに繋がっていくものと考える。そして品質工学ではこのことを「技術戦略」と考えている。顧客側の理屈で考えて企業の利益と顧客側の損失のバランスが上手に取れるような経営をすることを狙っている。モノ造りは企業側の理屈だけでは通らない時代なのだ。

品質工学の創始者である田口玄一は「企業でもR&Dで新産業を作る研究をすれば、失業者は吸収できるし、開発段階で機能性の評価をやって無駄な労働時間を短縮すれば休暇が取れる。休みを旅行やスポーツなどの趣味やレジャーに使えば国全体が潤うことになる」と言っている。


品質工学の考え方として、20世紀は肉体労働の生産性を向上させた時代であった。しかし21世紀は、頭脳労働の生産性を向上させることを時代が求めている。品質工学の奥は深い。

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